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吾輩は相撲好き女子である。

大相撲愛好家イガのブログ。発気揚揚、人生うっちゃり♪ドスコイ!!(ノ・3・)ノ

【嫌われマキコに乾杯SP】 いま相撲界に必要なのは「スージョ」でも「相撲大好き芸能人」でもない。ダメなものはダメと斬り、真っ向から叱れる「嫌われマキコ」の再来こそ求められるのではないか。

イガ的大相撲考察

大相撲好き好角系女子 イガです。どーもー。

 

 

突然ですが、

私、間違っていました・・・。

 

 

 

 

 


以前、別のブログで「内館牧子なんて目じゃない!」的な記事を書いたことがあった私ですが、訂正。

 

 

先日、内館牧子先生のエッセイ「横審の魔女と呼ばれて」を読んだんですが、いかに私が内館先生をさほど知りもせず、粋がったことを賜っていたかを痛感させられました。

 

 

 

昨今、テレビやら雑誌やらで相撲人気が声高に持てはやされ、相撲好きタレントやら相撲好き芸人やらの姿をメディアで目にし、耳にする機会が増えましたね。

 

彼ら彼女らはいずれ等しく、
「いかに相撲が面白く、素晴らしいか」
「いかに力士達がカッコイイか」を、
愛を持って語り、相撲を賞賛してますよね。

 

 

 

だけど、それじゃダメなんですよ。

全然ダメなんですよ。
「好き好き」言ってるだけじゃ。

 

 

 

「相撲大好き」を自認する彼らは、
相撲や力士に対して褒めるし、おおむねいいことしか言わない。口当たりのいいこと、耳障りのいいことしか語らない。

 

 

いいことしか語らないその裏には、実際に彼らが力士衆親方衆などと公的私的に「関わり」「しがらみ」があるからこそ、「思ってても言えない」「公言できない」のかもしれません。
本音ぶちまけてディスろうもんなら、場合によっては嫌われて、関係切られたり仕事が断たれたりしたら、おまんまの食い上げですものね・・・

 

 

 

少し前の時代にも、力士や親方ら角界人をある意味崇拝し、熱狂する時代がありました。折りしも、国民的に愛される人気の横綱が台頭したり。


同時に、横綱はじめ角界で「あらぬ蛮行」「乱暴狼藉」も目立った時期でもありました。野球賭博、大麻所持、八百長疑惑、さらには横綱による暴力沙汰。
しかしながら、誰も彼らに物申しませんでした。彼ら力士を統括する職務を持った協会ですら。

 

 

 

そんなさなか、見て見ぬふりの角界人に、

「てめえら、五寸釘ぶちこんだろか?!」

と、真っ向からノーと言い、議論を巻き起こし、容赦なくブッこんできた相撲を愛するひとりの女性がいました。その人の名は・・・

「嫌われマキコ」

 

 


2000年9月に「女性初にして唯一の横綱審議委員」に推挙された内館牧子先生でした。

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画像引用元 http://www.u-canshop.jp/haha/

 

 

 

※2000年9月から任期満了の2010年1月までの、角界で起こった出来事、横審での激闘の日々を綴った本がこちら。

「横審の魔女」と呼ばれて

「横審の魔女」と呼ばれて

 

 



2000年当時といえば、若貴やら朝青龍やらで賑わってた時期で、若干うろ覚えですが、こと内館先生については朝青龍の天敵」「なんかいつも文句言ってる人」くらいにしか認識していなかったんですよね。

 

 

ですが、改めて知るにつけ、スゲーわ、内館先生
本書から一部抜粋すると・・・

 

 

 

言うべきことは言い、一般に伝えるべきことは伝える。私が横審委員を引き受けた時の「覚悟」である。そのために、私は通年で自分の席を買い、しっかりと見る。ろくに相撲を見ない人たちに、力士のことをとやかく言う資格はない。

作家の村松友規さんは、名著「私、プロレスの味方です」の中で、
「ちゃんと見る者は、ちゃんと戦う者と完全に互角である」
と書いておられる。これは私にとって目指す地点であり。座右の銘である。
(「横審の魔女と呼ばれて」より抜粋)

 

 

大鵬親方が「週刊ポスト」に再三、「相撲を何もわかっていない横審に、とやかく言われたくない」とコメントしているが、本来ならばこれは筋違いのコメントだ。教育委員会などをはじめ、その仕事のプロでない人を「レイマン」として置き、目を光らせる組織は多々ある。横綱審議委員会もそれであり、となると「何もわかっていない人たち」をとやかく言うのは筋違いだ。「何もわかっていない人たち」を敢えて置いているのだから。

 

 だが、今、私はつくづく大鵬親方の言い分がわかる。レイマンたるもの、目を光らせるためには当然の努力と勉強をし、その仕事に愛情を注ぐことが前提だ。東京都教育委員の米長邦雄さんは本職は棋士だが、年間に2百人もの校長と会って話す。同じく島海巌さんは本職は丸紅の相談役だが、教育に関する仕事で日本中を回り、関係者と会う。誰もがレイマンとして、最大限の努力と勉強をしている。
 そう考えると、横審委員がろくに国技館にも足を運ばずに、青年の将来を裁くのは、あまりにも驕っていないか。

(「横審の魔女と呼ばれて」より抜粋)

 

 

 

 

さらには、在任中に、横審の委員長だったナベツネこと渡邉恒雄氏との会議上でのバトルも圧巻。
本場所直前に行われる横審による稽古総見に参加せず、本場所観覧にも来ないナベツネ氏に、「こういう相撲不人気の時こそ、委員長は国技館に脚を運ぶべき」と進言すると・・・

 

渡邉(恒雄)委員は、
「テレビで解説つきで見ておるッ」
と怒り、私も引けない。


内館「こういう相撲不人気の時こそ、国技館にいらっしゃるべきです。解説は国技館館内でラジオで聴けますし、渡邉委員長がいらしてるというアピールも大切です」

 

渡邉「野球の百三十試合だって全部なんか行けない。テレビで見て何が悪い」

 

内館「相撲の十五日間、全部出てくるべきとは申し上げていません。わずか一日だけの総見に、なぜ出てこられないかと申し上げているんです」

 

渡邉「忙しいんだッ」

 

内館「忙しいのはどなたも同じです。横審委員をお受けになった以上、それは理由になりません」

 

 この時は北の湖理事長が、
「お忙しいのは致し方ありませんよ」
と取りなし、私は理事長にまで、
「そうい甘さが横審を形骸化させたんです」
と怒っている。


 実は私は渡邉さんが大好きだった。自惚れを承知で言うと、渡邉さんも私をもうお嫌いだったとは思えない。

 

 

面白い。
面白いというか、痛快すぎる。
このノリ、泥沼展開あり・ジェットコースター的展開ありの内館ドラマそのままじゃないか。
さすが、先生が原作・脚本を手がけるドラマ「エイジ・ハラスメント」で、主演の清純派女優に「てめェ、五寸釘ぶちこんだろか?!」の決め台詞を言わしめるだけあるわ(笑)

 

 

 

それはもとより、改めて思うんですよ。

 

これだけ、愛を持ってダメなものはダメと言い、
愛する者から疎まれ嫌われるのも覚悟の上で、真っ向から進言できる人っているだろうかと。

 

 

内館先生だって相撲が好きだし、力士たちが好き。
誰だって自分の好きなものとは「相思相愛」でいたい。
先生だって、彼らから嫌われる存在にはなりたくなかっただろうと思う。

 


だけど、使命を帯びて委員会に推挙された以上、職務を全うすることに終始した。それゆえ、当時の力士や親方からはもちろん、横審のメンバーからも相当うるさがられ、相当怖がられてたみたいですね。だけど、反対されても反論されても、口を閉ざすことはなかった。

 

さらには、内館先生がマスコミの前で意見をいうたび、先生の事務所に罵詈雑言の電話が殺到し、誹謗中傷の手紙が多数寄せられたのだとか。それにも先生真っ向から対峙し、住所氏名を明記された手紙にはひとつひとつ返事の手紙を書いたそう。
※ちなみに、「匿名」の手紙や電話が圧倒的に多かったのだとか。それに対し、先生いわく「ヘタレ」と。(笑)

 

 


そういえば、横審在任中、相撲について知識を深めるため、2003年に東北大学大学院文学研究科修士課程の社会人特別選抜を受験して合格。人間科学専攻(宗教学)へ入学して『神事としてみた相撲』を研究テーマに宗教学を専攻したんでしたね(2006年修了)。これこそ、前述した『レイマン(*layman 「部外者」「素人」の意味。)』としての務めを果たすためでもあったのだろうな、と。

 

 

 

※そのときの体験を綴った本がこちら。

養老院より大学院 (講談社文庫)

養老院より大学院 (講談社文庫)

 

 

 

 

そんな精力的に活動する先生も、2008年12月に心臓弁膜症で倒れ緊急入院・手術のため約4か月間治療。

この間、なんか何度も死にかけられたらしいじゃないですか。

 

www.daily.co.jp

 


心臓患うって、相当なストレスとプレッシャーを抱えてらっしゃったんでしょうね・・・数々の死闘を繰り広げてきた心逞しい「嫌われマキコ」も、さすがにノーダメージというわけにいかなったのでしょうね、きっと。

 

愛する者から嫌われても、世間からバッシングされても、また心身ともにダメージを受けても、それでも愛するがゆえに「非情に徹する」ってスゴイことだなと。

 

 

 

昨今、「相撲大好き」を公言し、力士や親方や角界人と親しく接し、彼らを好意的な側面からのみ語り、礼賛する有名人著名人をよく見かけます。

 

 

「好き好き」「かっこいい」。 
こう語る人は多い。褒める人はたくさんいる。

 

 

でも、「好意的でない側面」すらも語り、彼ら角界側の人間として耳が痛い話すらも、時には真っ向から叱り、彼らに本音を語る人は少ないように思う。

 

 

 

愛って、甘くてやさしくて、いい面ばかりではないだろう。

時には、衝突もあるし、すれ違いもある。目を背けたくなるようなつらさだってあるだろう。

 

 

共に一生ずっと歩んでいこうと思ったら、甘くラブリーな面だけでは生きて行けないし、関係は続かない。

 

時には、お互いに本音を語り、議論を戦わせ、
時には、傷つけあう諍いすらも経験して、つながりを強固にしていく側面だってあると思う。

 

 

相撲人気再興のために必要なのは、太鼓持ちや信奉者ばかりではダメだろう。

いまこそ角界にも「嫌われマツコ」の存在が必要なのではないか。

 

 

なんだろう。
有名人がゆえに、「相撲大好き」な彼らが力士たちと仲良くなりすぎて「いいたいことも言えなくなりました」というんなら、相撲好き無名のド素人たる私が立ち上がる時なのかもしれない。

 

 

 

 

 

ではでは、次回もつらつら書いていきます。
ありがとうございましたー!
(ノ・3・)ノgocchandesu

 

-・【業務連絡 その1】・-・・-・・-・・-・・


「夏巡業」スケジュール公開。


6~8月に毎年行われる「夏巡業」のスケジュールがされました。
今回の夏巡業は、去年2014年度より大幅に日数倍増、なんと17ヶ所まわるようです。七月の名古屋場所後の8月は巡業Month!


詳細はこちらの記事をご覧下さいませ♪

☆彡(ノ゚▽゚)ノ☆彡ヘ(゚▽゚ヘ)☆彡(ノ゚▽゚)ノ☆

↓↓↓

iga-blog.hatenablog.com

 

-・【業務連絡 その2】・-・・-・・-・・-・・

デーモン閣下やくみつるさんの相撲対談本、絶賛発売中。

勝手に大相撲審議会

勝手に大相撲審議会

 

 

好角家として知られ、相撲解説、力士との対談やインタビュー等等で、何かと登場することの多いデーモン閣下とやくさんによる対談本。2005年3月15日より発売開始。

 

これオススメです。相撲ビギナーの方も愉しめるし、相撲通をも「なるほどー!」と唸らせること請け合い♪
続編ぜひ希望。 
で、次回の対談時には私イガも参戦しますw(・ω・*)=b 

 


-・【業務連絡 その3】・-・・-・・-・・-・・

私イガ、ラジオ番組の「相撲特集」で相撲解説者としてゲスト出演しました。

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出演したのはPodCastの番組で「千客万来!だめもとな話」。
3/26にオンエア済みですが、過去放送分はitunesからでも、番組HPからでもきけますよ!(mp3データです)

 

わたしイガならでは、若干マニアックな主義嗜好もたぶんに入っておりますが、「相撲って面白そう!」「相撲観にいきたい!」と相撲熱に火がつき、いますぐ五月場所のチケットを買いに走りたくなるような内容となっております。
ぜひぜひきいてみてくださいねー!

 

 

【PC/アンドロイド携帯から視聴される方はこちら】
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大相撲特集!「相撲解説女子・イガさんとのトーク」その1
大相撲特集!「相撲解説女子・イガさんとのトーク」その2

iPhoneなどapple製品から視聴される方はこちら】
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【iTunes版 】
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