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吾輩は相撲好き女子である。

大相撲愛好家イガのブログ。発気揚揚、人生うっちゃり♪ドスコイ!!(ノ・3・)ノ

2016年初場所ケガ人病人続出。お大事に、だけど正直言っていいですか?「何が何でも出る」「今しかない」って気概はないのか。

イガ的大相撲考察

 

遠藤が左膝前十字靱帯断裂に加えて、右足首捻挫で休場。
照ノ富士が右膝十字靱帯損傷、左膝半月板損傷に加えて、右鎖骨骨折で休場。

 

 

公傷制度の復活を・・・
と思ったけど、いや、違うな。

 



ていうか、
大相撲初場所

 

今場所、病人ケガ人続出。
おまけにインフルエンザも流行中で休場力士だらけ。
幕内の「学級閉鎖」が起こりそうじゃないか!

 

 

www.sponichi.co.jp

 

 

イガです。

休場関取衆ずら~り・・・ 

 

 

 

時天空悪性リンパ腫治療のため、春まで休養中。

www.nikkansports.com

 

 

 

●大砂嵐 左膝内側半月版損傷、左肩負傷などで休場。

www.nikkansports.com

 

 

 

●千代鳳、腓腹筋肉離れで休場。(但し、6日目から再出場)

www.nikkansports.com

 

常幸龍、右膝靱帯損傷で休場

www.daily.co.jp

 

 

 

 

安美錦、インフルエンザにて休場。但し、8日目から再出場。

www.nikkansports.com

 

 

 

 

 ●照ノ富士、右鎖骨骨折で休場。

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●遠藤、右足首捻挫で休場。

www.nikkansports.com

 

 

 

 

●御嶽海、インフルエンザで休場。

www.sponichi.co.jp

 

 

 

今回、7日目に国技館に観戦にいったんですが、折りしも幕内力士が3人イッキに休場し、さらに、というか、いよいよ遠藤が休場を決めた日でもありました。
ちなみに、7日目。場所入りする御嶽海を見かけたんですが、幕内で唯一マスクして場所入りしてましたね。案の定、翌日インフルで休場。

 

 

■ケガも病気も多い力士達

職業柄、他のスポーツよりもケガ率が多い相撲。
くわえて、
急激に体重を増やすことからくる弊害で、心疾患、内臓疾患、糖尿病、それから蜂窩織炎などの病気に罹患する確率も高く、また、熱を出したり風邪を引いたりすることも多いですね。また、中年期や引退後にさしかかると、心不全、腎不全、ガンなど重篤な病気に倒れることも。

 

 

 

 

■相撲人気再興で「巡業日数激増」というハードスケジュール

さらにいえば、近年、相撲人気再興で、本場所前後に行われる巡業数が激増。
昨年2015年は、春~冬と年間4度の巡業日数で、総合計64日間。
37日間だった2014年をかなり大幅に上回る巡業日数UPに。
力士達、いつ休むんだ・・・ (;´д`)ゞ 

 

 

ちなみに、巡業中にケガをしたり、
また、横綱大関・幕内・十両クラスともなると人気力士づくめ。
巡業に出ずに休むと
「ファンサービスがなってない!」
「サボリ?巡業に出ないのは不届者!」
くらいにディスられる始末。

 

www.sponichi.co.jp

 

 

 

 

■そんなわけで、白鵬を代表する力士会から相撲協会へ「要望書」提出

 

 

www.hochi.co.jp

 

 

 

 

「力士は体が資本。手当が上がれば意識も変わる。
頑張った人がもっとたたえられるべき」(上記記事本文ママ)
と、力士会会長の白鵬が巡業部長の尾車親方に提出した要望書。
記載されているのは、以下六項目。

 

一、移動時間の短縮につながる日程調整をしてほしい。

ニ、稽古を番付の東西交代制にして、休養を取りやすくしてほしい。

三、その代わり、慰問活動を充実させたい。

四、巡業手当の増額を提案。

五、稽古を怠った者への手当減額も提案。

六、1人しか同行しないトレーナーの増員も提案。

 

 

 

これについては、私も、私自身ご一緒させていただいてる相撲コミュの方々も大賛成。
巡業多すぎですよ。

 

1月本場所→2月巡業→3月本場所→4月巡業→5月本場所→6月巡業・・・
この繰り返しでは、ほんと、「力士は一体いつ休めるんだ??」とも思うし、

 

そもそも、ハードスケジュールすぎる巡業がわざわいして、ケガや病気にかかって、
本場所で本領発揮できなかったら本末転倒ですからねえ。

 

 

しかも、実際、
将来を嘱望されてた若手日本人力士のホープ、遠藤の度重なる負傷に成績不振。休場。
さらには、
「次期横綱候補」とも言われてる照ノ富士すらも度重なる負傷、本場所休場とあっては・・・


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照ノ富士、右鎖骨骨折で休場 初土俵以来初 - ライブドアニュース

 

 

 

 

 

■そこで角界人や相撲ファンの脳裏をかすめる「公傷制度」復活問題

 

 

そこで私たちの脳裏を掠めるのが「公傷制度」の復活ですよね。

 

 


公傷制度(こうしょうせいど)とは、本場所の土俵でケガをした力士が診断書を提出し休場しても、翌場所の番付は維持されるシステム」

 


公傷が認められた場合、その場所は休みを負けに換算して番付を編成されますが、次の場所は休場しても、その次の場所は同じ地位に留まれるというもの。
※公傷は1回の怪我につき、1場所までの全休が認められた。(公傷制度 - Wikipedia より)

 

 

ですが、
ご存知の方は、ご存知の通り、
この「公傷制度」、1972年初場所から採用されるものの、
2003年11月場所を最後に廃止されました。

 

 

 

 

 

 

■公傷制度廃止は、北の湖理事長から力士達へのエール。
「休んでも番付が下がらなければ、どうしても休みたくなる」 

 

 

公傷制度廃止に踏み切ったのは、当時の理事長、北の湖親方。

 

 

 

公傷制度廃止の決定打になったのがコレですね。

 

 

平成時代に入ってからは「全治2ヶ月以上の診断書が提出されたら公傷認定」と言われるまでになり(「やたらと全治2ヶ月の診断書が出て来る」ともいわれた)、場所中の休場力士の増加につながったとされた。

 

 

このきっかけは、平成4年11月場所7日目、東張出大関で当時角番の霧島が西張出関脇・水戸泉戦で、右足首靱帯断裂の大怪我により途中休場の一件。(霧島は2場所連続負け越しにより同11月場所限りで大関から関脇陥落が決定)

 

 

その後「全治3か月」の診断書が出たものの、当時の審判部長を務めた佐渡ヶ嶽親方(元横綱琴櫻)が
「霧島は右足首負傷後も自力で花道を歩いて帰った」との理由で、
公傷を認定するための「現認証明書」が発行されず、一旦は公傷を認めなかった。

 

ところが数日後の緊急理事会において「ケガの具合を正確に調査するため、診断書の提出を当日限りから3日以内に訂正する」と変更され、霧島は公傷認定により西張出関脇の地位だった平成5年1月場所を全休するものの、翌3月場所も同じ西張出関脇の地位に留まった。
しかしこれが公傷認定による全休力士が急増する要因にもなった。

 

この理由もあり、当時の北の湖理事長の「鶴の一声」によって、平成15年11月場所を最後に、公傷制度を廃止することが決定した。最後に適用された力士は琴ノ若。公傷廃止後、制度不適用の第1号となった力士は平成16年1月場所で当時十両若天狼だった。

公傷制度 - Wikipedia より)

 

 

 

 

「休んでも番付が下がらなければ、どうしても休みたくなる」
「休場は重圧から逃れることだ」

「公傷がないからこそ、ケガをしないよう日々の稽古で体を鍛えてほしい」と、公傷制度の廃止に踏み切った北の湖理事長。

f:id:iga-blog:20160118153803j:plain

http://mainichi.jp/articles/20151121/ddm/001/060/138000c

 

 

 

 

 私は力士ではないし、力士のような体になったこともなければ、力士の生活を体験したこともありません。
なので、「ただの相撲ファンでしかないお前に力士のたいへんさが分かるわけない」と言われてしまえばそれまでです。

 

 

ただ、
どんな仕事でも決して甘くはない。甘くないですよね。

 

 

最悪、自分の替えなんていくらでもいるし、
仕事で穴を空けたら、自分の居場所なんてすぐ消える。
自分なんていてもいなくてもどっちでもいい。

 


だけど、「なにがなんでもここで頑張っていく」「ここで成果を挙げる」とハラを決めてるのなら、自分で証明するしかない。自分で自分の居場所を確保するしかない。誰も保証なんてしてくれないのだから。
休めないですよね。普通は。
休んでる余裕なんてない。

 


力士や親方衆が時々言う「(身体が)ダメだと思ったらムリせず休もう」というアレ。
相撲というかスポーツの世界ならではの考え方なのかもしれません。

 


でも、冷静に考えたら、「ダメだと思ったら休もう」って、
ものすごく甘く贅沢な考えだってことが分かります。
無理せず休んだところで、というか、休んだら、誰も自分の将来や幸せは保証してくれません。一般社会だったら。厳しいことを言えば。
まともに働けず、職責を果たせない人材は、クビを斬られて当たり前。

 

 

そのために必須なことのひとつが、「自己管理」。
自分が倒れたことで仕事に穴を空けることはできないし、
そもそも自分の体がダメになったら、自分の居場所もなくなるし、やりたいこともできなくなるわけで。

 

たとえ想定外の不慮の事故だったとしても、ケガや病気で「本場所に出る」という職責を果たせないとしたら、それは紛れもなく自己管理不足。

 

 

「何が何でも出る」「今しかない!」って気概があったら、
迂闊に休めないし、
迂闊にケガ出来ないし、病気にも罹ってる場合じゃないし、
ケガも病気もしない身体作りなり稽古なりを心がけるのではないかなあ。甘いんじゃないかなあ。

 

 

もちろん、白鵬が代表する力士会が提案した要望書は熟考して、速やかに実行してほしいと思う。
でも、それと同時に、職務を果たせるにたる身体と心の準備を大事にしてほしいと改めて思います。

で。
お大事に!